先日,ウチの事務所で,依頼者様のご希望で私,立ち会いのもとに示談協議をしたお話です。
※守秘義務がありますので,内容は大幅に変えています。まず,Aさんから当職に電話相談がありました。
ある事件の被害者であるAさんが,Bさんに慰謝料の支払い請求をしているが,Bさんが払ってくれない。
Aさんいわく,Bさんは気が強く,一旦,自分の非を認めて金銭の支払を約束(口約束)したが,やっぱりお金は払わないとつっぱねている。困っている・・・。で,再度示談して,その内容を書面にしたいとのことでした。
なるほど。
Bさんに私から連絡を入れることにしました。事前の意思確認も含めて。でBさんに電話しました。
Bさん,電話口で「Aさんに,いくら取られるかわからない!「はい」とはいえない!」と,混乱していました・・・。
ん?「いくら取られるかわからない」?
Bさんに確認
私「一旦,額はきまったんですよね?」
Bさん「・・そんなん書面にサインしたら,どうなるか・・・!保証人みたいにナンボ払わされることか・・・!」
あ~・・Bさん勘違いしています。示談書をいわゆる借用書かかされて,相手のいいなりでズルズルとお金を請求される・・そんな書面だと。(あれ?私も悪者扱い^^;?)
私「いや~,あの,今回はそういう書面ではなくて,「今回決めたお金を払ったら,今後一切この件について
請求しません!」っていう取り決めの書類なんですよ。」
Bさん「え!そうなの?でもそんなんAさんの所に行ったらどんな書類かかされるか・・・」
私「今回は,ウチの事務所でお二人来て頂いて,お話し合いしていただいて,私からも説明しますし,納得頂けたらサインする形をとらせていただきますけど,いかがですか?」
Bさん「え!ああ・・そんなら法律(務)事務所でなら,安心かなあ・・・。行きますわ。」
私「ではお待ちしております。」
どうもBさんは気が強くて(いわゆるガメつく),お金を払わないのではなく,本当に言われるがままに払っていいのかどうかを心配していたみたいです。
後日,予約時間にお二人来所頂き,再度話し合いをし,私から手続の説明をしました。
当事者様双方ご納得いただきお帰りになられました。
やはり,話というのは,一方からだけ聞いたのでは事実が明確になりませんね。そもそも,双方が互いに思い違いをしていたという場合はなおさらですね。
今回は,第三者(私)が入ることによって,互いに一方通行であった思いの交通整理をし,「双方通行」に変えることが出来たと思います。
更に今回は,協議できる「場所」があったことも解決の大きなポイントだと思います
信頼性の高い場所で,専門職による説明を受けたという安心感が,当事者様の満足にも貢献できたとおもいます。
(実際,「ちゃんと話し合いができました!こちらの事務所に,相談してよかったです!」とお礼のお言葉も頂きました^^)
もし,示談や離婚協議でタイミングや場所にお困りでしたら,当事務所にご相談下さい^^。
因みに私は,行政書士のADR調停人養成研修を受けていて,当事者様の自主交渉を援助する調停人としての勉強も鋭意しております。
ご相談は 尼崎リーガルオフィス
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